ヴィネガーを使いこなす!
ワインのおつまみレシピ vol.3
帆立と海老のごちそうサラダ
2024.3.11
買ってはみたものの、一度か二度の登場回数で、次の出番をじっと棚の奥で待っている、バルサミコ酢やワインヴィネガー。そんな経験はありませんか?そんなお酢(ヴィネガー)を使ったワインにぴったりのおつまみレシピを料理研究家の西祐子さんに教えていただきました。旬の食材とヴィネガーを使って、食卓がより華やかに。合わせて楽しみたいおすすめのワインもご紹介します!
春にんじんと新玉ねぎの万能ドレッシング
3月は赤ワインヴィネガーを使った、色鮮やかな万能ドレッシングをご紹介します。
一緒に使うのは、旬の春にんじんと新玉ねぎ。通年出回っているにんじんや玉ねぎですが、今の時期の春にんじんや新玉ねぎは水分が多く瑞々しいのが特徴で、特に新玉ねぎは辛みが少なく、こういったドレッシングを作るのにぴったりの食材です。そこに少しのにんにくや生姜も加えて、食欲をそそるテイストに。独特のにんじん臭さも感じづらいので、にんじんが苦手な方にも是非お試しいただきたい、野菜がもりもり食べられる万能ドレッシングです。
赤ワインヴィネガーは、ヴィネガーの中でも特に風味とコクに優れていて酸味も穏やか、色味も邪魔しないので、野菜の風味と色味を活かしたドレッシングに使うのがおすすめ。
このドレッシングに合わせたいのがケールやブラウンマッシュルーム。今回は春の食卓のスターターにぜひおすすめしたいロゼのスパークリングワインに合わせて、クミン香る帆立や海老のソテーを添えて、ごちそうサラダに仕立てました。まさにワイン泥棒な一皿です。春のごちそうサラダ、ロゼスパークリングと共にぜひお試しください。
<材料>
作りやすい分量
- 春にんじん
- 100g(正味)
- 新玉ねぎ
- 35g
- にんにく
- 少々
- 生姜
- 7g (正味)
- フランチェスコ公爵の
赤ワインヴィネガー - 40cc
- 太白ごま油
- 30cc
- はちみつ
- 小さじ2
- 薄口醬油
- 小さじ2
<作り方>
- にんじんと玉ねぎは薄くスライスし、にんにくと生姜はすりおろす。すべての材料をミキサーにかける。
<ポイント>
- ✓新玉ねぎの辛みも落ち着き、味が馴染むので、作った翌日からが食べごろ。冷蔵庫で4~5日ほど保存可能です。
- ✓オイルは冷蔵庫でも固まらない、太白ごま油やこめ油などがおすすめです。
帆立と海老のごちそうサラダ
<材料>
2人分
- 帆立
- 2個
- 海老
- 4尾
- 塩、クミンパウダー、
薄力粉、オリーブオイル - 適量
- ケール
- 2~3枚
- ディル
- 適量
- ブラウン
マッシュルーム - 2~3個
- ブラックオリーブ
- 5個
- 春にんじんと新玉ねぎの
ドレッシング - 適量
<作り方>
- 帆立は大きい場合は半分に切る。海老は殻をむき、背側に切り込みを入れ、背ワタを取り除く。塩とクミンパウダー少々で下味をつけ、薄く薄力粉をはたく。
- フライパンにオリーブオイルを温め、①を色よくソテーする。
- ケールは固い軸を取り除き、食べやすい大きさに手でちぎる。ディルは葉を摘んでおく。ブラウンマッシュルームとブラックオリーブはスライスする。
- 器に全ての材料を彩りよく盛り付ける。春にんじんと新玉ねぎのドレッシングをかけていただく。
<ポイント>
- ✓帆立と海老に薄力粉をはたく際は、茶こしなどを使うと、薄く満遍なくはたくことができます。
- ✓魚介のほか、茹でた鶏むね肉や薄切りの豚肉、赤身の牛ステーキやローストビーフもおすすめです。
合わせたワイン
Duca di Salaparuta / Duca di Salaparuta Rosé Brut
ドゥーカ・ディ・サラパルータ / ドゥーカ・ディ・サラパルータ・ロゼ・ブリュット
シチリアの最も古い黒ブドウの品種のひとつ、フラッパート100%で造られる、ロゼスパークリング。チャーミングな淡いロゼ色が、春の食卓を華やかにしてくれます。とても細やかな泡と軽やかな酸が特徴的で、赤い果実のような香りや、バラやスミレなどのフローラルで華やかな香りが口いっぱいに広がり、フレッシュで瑞々しい印象。春のスターターとしてぜひおすすめしたい一本です。
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