CAPUTOで作るフランスの粉もの Vol.5【 Madeleines マドレーヌ 】2022.02.21
2月のCAPUTOで作るフランスの粉ものは、先月から引き続き『クラッシカ』を使った、ワインのお供にぴったりの甘じょっぱい系マドレーヌをご紹介したいと思います。
実は私自身、作るのも、食べるのも大好きなフランスの粉もののトップは、マドレーヌ!ひとくち口に入れたときに広がるバターの香りがたまりませんよね。 確か学生時代に初めて通ったケーキ教室で最初に教えて頂いたのがマドレーヌ。そして、むかしパリでフランス人の料理研究家の方にご自宅にお招きいただいたことがあったのですが、 その時にご馳走になったのもマドレーヌでした。我が家にいらして下さったことのあるゲストの方々も友人たちも、私の料理教室や講座にご参加下さったことのある皆さまも、 きっと一度は皆さん私のマドレーヌを召し上がって頂いているのでは?というくらい、甘いものも塩味のものも、いろいろなテイストでこれまでたくさん焼いてきました。
そんな私にとってのフランスの粉ものの原点とも呼べるようなマドレーヌを、CAPUTOの粉で作ってみたらどんな違いを感じるのか。 この連載をはじめさせて頂く際にぜひ試してみたいと思っていたメニューのひとつでした。
先月のコラムでも触れた通り、『クラッシカ』はCAPUTOの粉の中でも、特に汎用性の高い粉のひとつで、一番の特徴としては、粉のキメが細かいので、 粉の粒子一粒一粒に水分が良く馴染みます。しっとり、軽い生地に仕上げたい時に、とても頼りになる粉です。
マドレーヌにたっぷり入る”溶かしバター”や、私の塩味のマドレーヌのレシピには牛乳を入れることが多いので、その水分をしっかりと抱え込んでくれるのが、 CAPUTOの粉の中でもこの『クラッシカ』。たっぷりのバターやチーズが入るのに、軽やかな口当たりの生地に焼きあがります。
マドレーヌ型は小さいので焼き時間が短いのが魅力。このマドレーヌは焼きたての温かいうちに是非召し上がってみてください。 レシピには、目安として生地を作ってから1時間置くと記載しましたが、一晩置いても大丈夫。来客の際は生地のみを前もって作っておいて、 しっかり室温に戻してからチーズなどと一緒に型に流し入れて焼きたてをお出しすれば、良い香りと共に、歓声が上がること間違いなしです。
順に混ぜるだけのお手軽な、『クラッシカ』を使った熱々の甘じょっぱい系マドレーヌ。ワインのお供に、ぜひお試し頂けましたら嬉しいです。
カマンベールとプルーンの
マドレーヌ
<材料>
4.5cm×7.5cmマドレーヌ型12個分
- 卵(M玉)
- 2個
- グラニュー糖
- ひとつまみ
- 塩
- ひとつまみ
- 牛乳
- 大さじ2
- クラッシカ
- 120g
- ベーキングパウダー
- 小1
- 発酵バター(無塩)
- 60g
- カマンベールチーズ
- 80g
- プルーン
- 4個
<作り方>
- ①ボウルに卵を溶きほぐし、グラニュー糖と塩を加えて混ぜる。牛乳も加えホイッパーで更に混ぜる。
- ②クラッシカとベーキングパウダーは合わせてふるい、①に一気に加えたら、ゴムベラで粉気がなくなるまでさっくりと混ぜる。
- ③小鍋に発酵バターを入れて中火で熱し、ゴムベラで混ぜながらバターを溶かし、一度沸騰させる。
- ④②に③の溶かしバターを加えて、バターの筋がなくなるまで混ぜる。冷蔵庫で1時間程生地を休ませる。
- ⑤マドレーヌ型に刷毛で無塩バター(分量外)を塗り、冷蔵庫で冷やしておく。
- ⑥生地を冷蔵庫から出し、15~20分程室温に戻す。オーブンを190℃に予熱する。
- ⑦⑤のマドレーヌ型に茶こしなどでクラッシカ(分量外)を振り、余分な粉を落とす。生地を8分目くらいまで入れ、 台に2~3回落とし、適当な大きさに切ったカマンベールチーズとプルーンを均等に少し押し入れる感じでのせる。
- ⑧予熱したオーブンで15分位焼成する。温かいうちに頂く。
※冷めた場合は、予熱したオーブンやトースターにホイルで包んだマドレーヌを入れて数分温め直して下さい。
合わせたワイン
UMANI RONCHI / Plenio Castelli di Jesi Verdicchio Riserva Classico
ウマニ・ロンキ / “プレーニオ”
カステッリ・ディ・イエージ・ヴェルディッキオ・リゼルヴァ・クラッシコ
イタリア中部にある、マルケ州で造られるヴェルディッキオ100%で造られる、ふくよかな白ワイン。上品な樽の香りが特徴的で、澱と共に熟成されているので厚みのある味わいです。 リンゴの蜜のような甘やかな香りと、アーモンドのような香ばしさがあり、余韻が長めのリッチなタイプ。発酵バターの香りと、カマンベールチーズとプルーンの甘じょっぱいテイストに、 まさにぴったりのワインかと思います。今回は香りを楽しむべく口径の大き目のグラスを選びました。飲みながら時間とともに変化する香りや味わいを楽しめるワインです。
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