世界を旅する料理大好き女子の、
ジェノヴェーゼ調理実習編の巻
2022.02.14
ラーモイタリア(2022年9月よりカ・モンテ オンラインにショップ名変更)を運営する、モンテ物産の新入社員二年生、エリナちゃんが、部署の垣根を越えて色々な先輩に自社の商品について教えてもらうという、この企画。
エリナちゃんのお勉強に、読者の皆様もお付き合い。イタリアの食文化を深く楽しもう!!
-
お疲れ様です!今日は特別編ということで、調理しながらお話をお伺いさせていただきます!まず、簡単に自己紹介をお願いします!
- 長谷川先輩
-
国内開発グループの長谷川です。「イタリアの食文化を日本に広めよう」をコンセプトに、イタリアから輸入した食材や一部国産の食材を使用し、 国内の工場で加工する商品の開発を担当しています。モンテ物産に入社する前は、フリーのフードコーディネーターとして色んなお仕事をしていたんですけど・・・ あ、エリナちゃん。いんげんのスジをとってください。
-
はい!(テキパキ・・・)フードコーディネーターって、どんなお仕事をされていたんでしょうか?
- 長谷川先輩
-
料理に関わる事だったらなんでもやるっていう感じで・・・レシピを作ったり、写真を撮ったり、テレビの料理コーナーの下ごしらえとか。 料理教室で先生をやってたこともあります。元々、学生の頃から、海外に短期留学して料理の勉強をするのが好きで、 その中で1番ハマったのがイタリアでした。なのでフードコーディネーターの時はイタリア料理をテーマにすることが多かったです。 でもイタリアと直接関わることはあまりなくて。もっとどっぷりイタリアと関わりたいなって思っていた時に、 ご縁があって思いの丈を話したら「その情熱とアイディアを商品に活かしてみない?」とお誘いいただいて、入社しました。
-
すごい情熱ですね~
- 長谷川先輩
-
世界中の料理教室に通いたくて色々な国を訪れたんですが、 イタリアでは田舎のレストランとかで“美味しい”と思ったら「レシピを教えてくださいー!!」って言って、 キッチンに入って教えていただいたり・・・パスタの乳化具合とか、炒め方とか切り方とかもっともっと知りたいなーって。
-
武者修行ですね!!イタリアの次におもしろいと思った国はどこですか?
- 長谷川先輩
-
タイですかね。甘い・辛い・酸っぱいとか、いろんな要素が料理に組み込まれていて。
-
確かにそうですね!トムヤムクンとか。そんな中で1番イタリアにハマった理由はなんでしょうか?
- 長谷川先輩
-
使う食材が日本と似ていたり、季節の移り変わりとともに食を楽しむところにも惹かれました。 冬から春先にかけてプンタレッレ(※1)を楽しんで、カルチョーフィ(※2)の旬が来て、キノコで秋を感じてとか、 食の四季を色濃く感じる国というのが、他に訪れた国の中にはあまりなかったので。それと素材を生かすシンプルな調理法というのも多かったので、 そのあたりが和食に似ている、似ているけど表現が全然違うな、というのがおもしろいなと思いました。
※1 チコリの一種。新芽の部分を食べる。
※2 アーティチョーク。主につぼみの部分を食べる。 -
(カッコいい・・・)今日はペスト・ジェノヴェーゼ(バジル、松の実をすりつぶしてオリーブオイル、チーズと合わせたソース。 以下ジェノヴェーゼ)について教えていただけるということですが、ジェノヴェーゼって今はスーパーやコンビニなどでも見かけますが、 ずばりこの商品の良さってなんでしょうか?!
- 長谷川先輩
-
まずは色!国産の新鮮なバジルを使用していますが、こんなに緑がきれいに残るっていうのはなかなか。 この色と爽やかな香りのフレッシュ感は非加熱で作った冷蔵品だからこそですね。 無添加というのも安心ですね、香辛料も白コショウだけなんです。 それと、本来ジェノヴェーゼってナッツ(松の実)をいれるのですが、これは入ってないけど入ってるんじゃないかって思うくらいに、 チーズでコクを出しているので、ナッツのアレルギーの方でも召し上がっていただける設計になっています。
-
それは安心ですね!ジェノヴェーゼの本場、リグーリア州で食べたことはありますか? 比べるとどうなんでしょうか?
- 長谷川先輩
-
これはかなり本場の再現度が高いと思います。リストランテで食べるものに近いですね。 現地でジェノヴェーゼを頼んでも、色鮮やかじゃないものや香りが薄いものもあるので、 手前みそになっちゃいますけど、色も香りも味わいも高級店のものに近いと感じています。 では、エリナちゃん、下ごしらえが終わったので調理をはじめましょう!
-
わーい!今日のメニューを教えてください!
- 長谷川先輩
-
ジェノヴァでよく食べられる“じゃがいもとインゲンのショートパスタ”、“簡単カプレーゼ”、“エビとキノコとズッキーニの炒め物“、 “バゲットに塗っただけトースト”の手軽に食べれる4品をご紹介します!
-
どれも美味しそ~う!お腹がすいてきました~
【レシピ①】
エビとキノコとズッキーニの炒め物
①エビを炒めます。炒めたらボールにあげておきます。
②キノコを炒め、軽く塩で味付け。
③ズッキーニを加えて更に炒める。
④火を止めてエビとジェノヴェーゼペースト(大さじ2くらい)を加え軽く和え完成!
ポイント:炒め終わってから加えた方が色も香りも綺麗です。
-
ジェノヴェーゼは魚介類と合わせるのがおすすめですか?
- 長谷川先輩
-
そうですね、魚介類、白っぽいお肉も合うと思います。焼いた鶏肉とか、ポルケッタみたいな豚肉とか。 あとは炒め物の味付けで最後バッと入れたり、クリームと合わせてバジルクリームとか。リゾットにも使えます。
-
次はパスタですね!今日はショートですね?!
- 長谷川先輩
-
現地だとジェノヴェーゼのパスタの具はじゃがいもとインゲンで、ロングはあまり見なくてショートパスタ、トロフィエが多いかなという気がします。
【レシピ②】
ジェノヴェーゼのパスタ
①表示時間を目安にお好みの硬さに、パスタを茹でます。
②パスタが茹で上がる5分前になったら、切ったじゃがいもとインゲンを入れます。
③茹で終わったらお湯を切り、ボールにあげます。
④ジェノヴェーゼペーストを合え(大さじ2くらい)、盛りつけて完成!
ポイント:お鍋一つで簡単にできます。じゃがいもは切って水にさらしましょう。
-
パスタを茹でている間にもう1品!ですね、先輩!
【レシピ③】
簡単カプレーゼ
①モッツァレラチーズとトマトを盛りつけて、バジルをトッピングして最後にジェノヴェーゼをかけて完成。
- 長谷川先輩
-
カプレーゼはチーズ、トマト、バジル、塩、こしょうでシンプルに仕上げることが多いのですが、 このジェノヴェーゼを使用すると、よりコクのあるカプレーゼが楽しめます。
最後の1品はバゲットを焼いてジェノヴェーゼを塗ったら終わりです。
【レシピ④】
ジェノヴェーゼ・トースト
①バゲットを1㎝くらいの厚さに切って焼く。
②焼き色がついたバゲットにジェノヴェーゼを塗って完成!
ポイント:お好みでエビとかドライトマト、ハムなどを載せて、ブルスケッタ風にしてホームパーティの一皿に!
-
いただきま~す!ぱくっ!・・・どれも美味しーぃ!!ジェノヴェーゼってイタリアでもよくおうちで自家製するんでしょうか?
- 長谷川先輩
-
そうですね、バジルを細かくする際に、フードプロセッサーとかだと熱をもってしまい、風味が飛ぶから乳鉢みたいので作る家庭が多かったですね。 金属のすり鉢とかだと色が変わっちゃうからダメで、大理石みたいな素材でできたのとか。 この商品もできる限り熱が加わらないような工程で作っているので、色と香りを楽しんでいただけると思います。
-
食べながらで恐縮ですが、最後にラーモイタリアのお客様へひとことお願ひひまふ(モグモグモグ)
- 長谷川先輩
-
イタリアは日本に似て四季があり、食材の種類も州ごとのお料理のバリエーションも非常に豊富です。 イタリアの郷土料理やクリスマスなどのイベントで食べられるお料理をつくってみたり、 お料理とその土地のワインを合わせて楽しんでみたりと、新しいイタリアの楽しみ方を、ラーモイタリアを通じて発見していただけたら幸いです。
-
長谷川先輩、今日はごちそうさまでした&ありがとうございました!!
あとがき
今回は、ジェノヴェーゼ・ペーストを使ったレシピを4品もご紹介いただきました。
さすがフードコーディネーターの長谷川先輩、ほがらかな笑顔でお話しながらも、あっという間に4品を完成させてしまったのが印象的でした!
どれもバジルの香りとチーズのコクが感じられて、とっても美味しかったのですが、なんとパスタを茹でるときとキノコを炒めるときに塩を加えた以外に、 味付けにジェノヴェーゼ・ペーストしか使いませんでした。何か使い方にテクニックが要るのでは?と思いましたが、これ一本で味付け完了なら簡単ですね!
皆さんも、お家で手軽に本場ジェノヴァの味を体験してみませんか?
次回もお楽しみに!
※掲載記事の情報は2021年6月にラーモイタリアご購入者様へ配布した記事を元に作成したものです。
この記事をシェアする